チャレンジ雑記

しまだ大井川マラソン大会 60代初のマラソンチャレンジ完走

2024年10月27日しまだ大井川マラソンを走ってきた。約10年ぶり、60代になって初めてのマラソンチャレンジになる。大会3か月前のトレーニングに関してはまったく不十分だったため、42.195kmを走りきることができるか、制限時間の7時間以内で走れるかなど、不安要素だらけ。そんな中でのスタートとなった。

マラソン スタート→10km ややオーバーペース

普段での練習ではキロ7~8分で走っているが、やはり大会となると、突っ込んだ走りとなってしまう。最初の1キロ6分22秒で入った。練習ではまったく走ったことのない速いタイムだ。アドレナリンも出ているせいか、疲れも感じない。気持ちの上では速すぎると思い、おさえて走っているつもりでいても、4キロまで6分代で走ってしまった。5キロ過ぎからようやくキロ7分30秒台のペースで走った。10キロまでほぼそのペースで走った。疲れもほとんどなく、10キロまで快調な滑り出しとなった。

マラソン 10km→20km 快調にキロ7分30秒

10キロ過ぎも快調にキロ7分30秒ペースで走る。今回とにかく練習不足だったため、タイム記録を目指すことなく制限時間の7時間以内で走ることが目的。走りはじめの目標はキロ9分、10km1時間30分、40kmで6時間くらいで走ればいい、という感じでいました。それに比べると予定よりだいぶ速いペースで走ることができています。やはり大会となると普段の練習以上のチカラがでます。ボクの場合、いつも大会では10km以降から調子がでてきて、快調に少し速いペースで走り始めるのですが、とにかく今回は練習不足のため、後半なにが起こるかわかりません。正直今回も10km過ぎから、なんとなく走るスピードをあげたくなりましたが、とにかくおさえました。17kmの時、トイレに寄ったため、9分とちょっと遅れてしまいました。

マラソン 20km→30km 耐える走り

20km以降の距離が不安材料のひとつ。大会前の練習では20kmのランニングは数本走っていたのですが、それ以上の30kmとか一本も走っていません。したがって突然足が止まってしまうことも考えられます。案の定20km過ぎから、ガクッとタイムが落ちキロ8分台になりました。正直キツイ状況になってきました。足の動きは鈍くなり、多少息苦しい状況も出てきました。キロ8分台から25km以降からはキロ9分台に落ち込みました。とにかくここからは耐える時間帯だと思い、遅くてもいいから足を前に進めることだけ考えました。時間は前半でだいぶ貯金もあると思い、時間は気にせず、耐えながら前にすすみました。

マラソン 30km→40km 後半追い上げ

20km以降はとにかく耐える走りをしました。後半は9分台と遅くなりましたが、とにかく走りました。さいわいなことに筋肉痛や膝の痛み、腰の痛みなどで走れなくなる状況にまで至らなかったのでなんとか走り続けることができました。32km地点はこのマラソンの最大の給水、給食ステーションで焼きそば、おにぎり、饅頭など食べ物が豊富。しかしボクは食べ物はバナナ半分とスポーツドリンク、水におさえました。今回15箇所ほどの給水ステーションがあり、フルーツや、いろいろなおもてなしが各ステーションにありましたが、ボクはスポーツドリンクと水をとっただけだした。そんなわけで、32kmで水分補給をしたおかげか、その後なんとなく調子がでてきました。マラソンの面白いところは、苦しい時を耐えるとその後、どういうわけか復活し、また快調に走り始めることもある、ということです。30kmからは耐えて、35km過ぎから残りがんばろうと思っていたのですが、まさに36km過ぎからなんとかキロ7分台で走ることができました。

マラソン 40km→ゴール 制限時間内完走

ラストスパートまではいきませんが、なんとか20km以降後半おさえた走りをしたため、35km以降、キロ7分台にタイムをあげることができました。40kmからさらにギアをあげて走ろうかと思いましたが、すでに体力はつき、とにかく残り2kmを走りきることだけで精一杯でした。とりあえず制限時間内に走ることができ最低限の目標は達成しました。

60代初マラソンの感想

まずは制限時間内に完走できたことでひと安心といったところです。タイムとしては過去最低で決して満足できる時間ではないが、ひさしぶりのマラソンで走りは、今まで走った中でも充実した走りを楽しめました。充実した走りとは42.195kmをほぼ完全に走り切ったということです。30代後半ランニングをはじめ、初めてマラソンを走った時は30kmくらいから筋肉痛やらひざの痛みで走れなくなり、そこから先は歩いたり走ったり。また途中で座り込んで屈伸運動。40km過ぎはもう走れなくほとんど歩きで、歩くのもつらい状態。最後の意地でゴール500mくらいはなんとか走ってゴール。それは42.195kmを走りきる脚力がまだ備わっていなかったということです。マラソンに挑戦した最初の2~3年はそんな状態でした。その後なんとか42.195kmを走りきるトレーニングをするようになり、フルマラソンを走りきることができるようになりました。やはりフルマラソンを走りきることができることと、後半筋肉痛で走れなく歩いてゴールしたときとは、充実感がぜんぜん違います。実は今回は練習不足のため、きっと後半、とくに30km以降は筋肉痛、もしくは膝がいたくなり、走れなくなることを予想していました。それが予想外に最後まで走りきることができたことに喜びを感じています。これも「昔とった杵柄」なのかなとも。今回走りきることができたことによって、おかげさまで課題とあらたな挑戦が見えてきました。年齢的なこと、老いを感じて走った60代の初マラソン。おかげさまでチャレンジ精神を芽生えさせてくれた感じがします。

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